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はじめかた

2026.07.27

空き家が宿になるまで。
高知で一棟貸しを開業する流れ

「空き家を宿にしてみたい。でも、何から手をつければいいのか分からない」——ご相談のほとんどは、この一言から始まります。ここでは、物件選びから開業までのおおまかな流れを、順を追ってご案内します。全体像が見えれば、最初の一歩は、ぐっと軽くなります。

一棟貸しの宿づくりは、思いつきで走り出すより、順番を知ってから動くほうがずっと近道です。大きくは、五つの段階に分けて考えると迷いません。

01受け継いだ空き家を見極める

宿づくりは、必ずしも物件探しから始まるとは限りません。親から実家を受け継いだ、誰も住まなくなった家がそのままになっている——そうして手元にある一軒を、どう活かすかから始まる方も少なくありません。すでにある家なら、探す手間はありません。まずは、その家が宿に向いているかを落ち着いて見極めるところからです。

見るべきは、広さや間取りだけではありません。周りに何があるか——まちに暮らすように泊まれる立地かどうかが、あとの魅力を大きく左右します。あわせて、建物の傷み具合や、相続の名義・権利がきちんと整っているかも、早めに確かめておきたいところです。相続登記や共有名義の扱いなどは、あとの手続きに関わってきます。ご自身のケースでどう整理すればよいかは、早めに専門家へ相談しておくと安心です。

そして何より、思い出の詰まった家をどうしていきたいか。その気持ちの整理が、いちばんの出発点かもしれません。誰も住まなくなった実家、どうしますか高知の空き家が宿に向いている理由も、あわせてご覧ください。

02許可の見通しを立てる

物件の目星がついたら、その建物で宿の営業ができるかを確かめます。ここで関わってくるのが、用途地域などの土地のルールと、どの制度で営業するかという選択です。旅館業(簡易宿所)で始めるのか、民泊(住宅宿泊事業法)で始めるのか——このあたりは旅館業と民泊、一棟貸しはどっちで始める?高知で必要な許可の基本で整理しています。

03消防に事前相談する

意外と後回しにされがちで、じつは早めに動きたいのが消防です。必要な設備は建物ごとに変わるため、改修プランを固める前に所轄の消防へ相談しておくと、二度手間や余計な費用を避けられます。詳しくは一棟貸しの宿、消防設備は何が必要?で解説しています。

走り出す前に、順番を知る。
それが、遠回りをしない一番の近道です。
アンティークのミシン台を洗面台に活かした一棟貸しの洗面スペース(LifeStyleHotel ichi)
古いものを壊さず活かす。ミシンの台が、洗面台として新しい役目を得る(LifeStyleHotel ichi)

04改修プランをつくる

許可と消防の見通しが立ったら、いよいよ改修です。ここで大切にしたいのは、すべてを新しくしないこと。古い建物が持っている味わいを残しながら、泊まる人の安心と快適さを足していく——壊さずに継ぐという考え方は、そのまま宿の個性になります。日本家屋の空き家活用に学ぶ「継ぐ」改修もご参考に。

05申請、そして開業へ

改修と並行して、必要な許可の申請を進めます。すべてが整えば、いよいよ開業です。ただ、宿は開けてからが本番。予約の受け方、料金の考え方、お客様への向き合い方——ここからの運営が、宿を育てていきます。

なお、開業までにかかる期間は、物件の状態や改修の規模、行政とのやりとりによって大きく変わります。一概に「何か月」とは言いにくいのが正直なところです。だからこそ、早い段階で全体像を持っておくことが、遠回りをしない何よりの支えになります。

※本記事は空き家を一棟貸しの宿にする際の一般的な流れをまとめたものです。必要な手続き・許可・設備は、物件の立地や規模、自治体の運用によって異なります。詳細は個別にご確認ください。私たちは、物件選びから開業後の運営まで、この流れをまるごとご一緒します。

その空き家、宿にできるか。まず全体像から。

物件選びから許可、改修、開業後の運営まで。あなたの空き家に合わせた進め方を、一緒に描きます。まずはお気軽にご相談ください。

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